28日(金)土を買いにいって、多治見の大きな窯業原料メーカー
ヤマカ陶料(株)さんで陶土の製作工程を見学させていただきました。
リサイクル粘土はヤマカさんの工場で作られています。
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最終工程。 脱水されて「ケーキ」=粘土の元ができあがります。
ヤマカ陶料さんの工場はそりゃーでかくて広い。
大きな工場には信じられないくらい大規模な機械がずらーっとならんでいます。
多種の天然土石置き場、材料を砕いて細かくする巨大クラッシャー、コンピューター仕掛けで色んな原材料を投入する大じかけの混合機、混合された材料に水を混ぜて練る撹拌機、高価なタマ石を使って1トンもの量を擦る巨大ミル機、大掛かりな圧縮・脱水機、
などなどの機械を通過していく工程を経て膨大な量の粘土が次々とできあがっていました。
敷地の奥にある土石置き場の更に奥に、そこらじゅうから集まった不要陶磁器類が山と積まれていました。生産が追いつかないので今は受け入れを休止しているとのこと。
リサイクル粘土=エコ土が山ほど使われるようになれば、日本中の家庭や施設に陶石層や粘土層の眠る宝の山を抱えているようなものです。
原土を掘り出して粘土にする工程に比べると、エコ土を作るには比較にならないほどの
エネルギーが使われているため、できあがる土はとても高価になることが分かりました。
教室で使うエコ土の量は微々たるものですが、高価ではあっても資源保全の観点に立つとできる限り積極的に使っていきたいと思います。
今年の教室展はエコ土でいきます。みなさんいっぱい作ってくださいね。